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石鹸づくり楽しそう、でも販売は気を付けて

今ではインターネットを利用して、色々な情報を得られますね。

タイトルに書いた、石鹸づくりもその一つかと思います。用意するものから、具体的な作り方まで説明しているホームページなんかもあります。それを参考にすれば、自分仕様の石鹸が作れます。自分好みの香りをつけてあげたり、組み合わせる成分を選んで、保湿性を高めてあげたり、世界で一つの石鹸を作れます。ただ、原料として、強アルカリの苛性ソーダを使ったりしますので、くれぐれも事故のないようにお気をつけください。

さて、この石鹸作り、作って自分で使用する限りは、法律上、特に問題となることはありません。しかしながら、この石鹸の出来に満足して、インターネットを利用して販売してみよう、あるいは、お店で販売してみようとなると、話が変わってしまいます。というのは、石鹸は化粧品の扱いになるので、薬機法が関係してきてしまうためです。日本で化粧品を製造して、販売するには、行政の許可を得る必要があります。この行政の許可なしに、石鹸を作って、販売してしまったら、法律違反ということになってしまいます。

石鹸作りというと、趣味の延長のようにも思え、特に意識せずに、作ったものを売ってしまう可能性もあり得るかなと思います。日頃なじみのない法律ですので、関係者でなければ、知らない可能性も十分あり得ると思います。こちらの記事をご覧になっている方は、くれぐれもお気を付け下さい。これから夏休みのシーズンに向かうわけですが、夏休みの自由研究で、石鹸を作ってみようかななんてお子様もいらっしゃるかもしれません。作った石鹸は、個人使用に留めるようにお願いします。

化粧品が関係する薬機法等に疑問がございましたら、お気軽に当事務所にお問い合わせ下さい。化粧品の販売等をご検討されている方のお力にもなれます。

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